「おうち英語を始めたい。でも、何からやればいいのか分からない」「教材を買うべきなのか。英語が話せない私に、できるのか」。そんな迷いで、この記事にたどり着いた方も多いと思います。
先に結論を書きます。最初にやるのは、英語の穏やかな動画と歌を流すこと。それだけです。そろえるものは、ほとんどありません。
我が家には4人の子どもがいて、下の2人は0歳から家で英語に触れて育ちました。その経験から、最初の一歩と、続けるコツをお話しします。
最初にやることは1つ。穏やかな動画と歌を流します
今日やることは、1つだけです。英語の穏やかな動画と歌を、子どもに聴かせてください。
穏やかな、というのは、声のトーンが落ち着いていて、場面が次々に切り替わらないものです。
子どもが好きなものから始めます。歌は、遊んでいる間に流しておくだけでかまいません。
最初から、何時間もやろうとしなくて大丈夫です。映像の時間には、公的な目安もあります。WHO(世界保健機関)は、2〜4歳は1日1時間までとしています。(※1) 最初は、それより短くてかまいません。
そろえるものは、ほとんどありません
始めるために新しく買うものは、ほとんどありません。
Netflix などの動画配信サービスにすでに入っているなら、その中にある英語圏の子ども向け番組で足ります。音声は、英語にしてください。
YouTube も、操作を親だけがする形にできるなら、それで足ります。
何を見せればよいか困ったら、市販の安いDVDでかまいません。同じものを繰り返し見せるので、たくさんは要りません。
DVDを買うなら、海外で売られているものを
DVDを買うなら、できれば、海外で売られている英語圏の子ども向けのものを選んでください。
日本で作られた教材は、良くも悪くも、日本人の目線で作られています。どの言葉がやさしくて、どの言葉が難しいか。その分け方が、英語圏の子どもとずれていることが多いのです。
たとえば itchy(かゆい)。日本では、大学生でも知らない人が多い単語です。英語圏では、4〜5歳の子なら誰でも知っています。
もっと分かりやすいのは、mean です。日本では「意味する」と習い、多くの人はその意味しか知りません。ところが英語圏では、4〜5歳の子でも、「いじわる」という意味で当たり前に使います。
こうした言葉は、山ほどあります。
英語圏の子どもと同じ順番で言葉を覚えていくには、英語圏の子ども向けに作られたものに合わせるほうが自然です。
1つだけ、注意があります。海外のDVDには、日本のプレーヤーで再生できないものがあります。買う前に、再生できるかどうかを確かめてください。
いちばん多い失敗は、最初に張り切りすぎることです
始めたばかりのご家庭に多い失敗は、2つあります。
- いきなり高額な教材を買って、続かない
- 最初の意気込みで、徹底的にやろうとする
我が家も、高額な教材を買って、使いきれませんでした。
コツは、ゆるく、ながくです。
最初から何時間もやろうとしない。子どもの好きなものを、流しておく。それで十分です。英語は、1日にどれだけやったかより、どれだけ長く続いたかのほうが大事です。
「やらせる」のではなく、一緒に「やる」
「私は英語が話せないので、教えられません」。そう心配される方も多いと思います。教える必要はありません。
親が英語を話せないなら、親も一緒に学ぶつもりで、聞こえた英語をまねて声に出す。それがいちばんです。
子どもは、親のすることをまねします。親の勉強にもなって、一石二鳥です。親の発音は、気にしなくて大丈夫です。
大事なのは、「やらせる」のではなく、「やる」ことです。この2つは、似ているようで、まったく別のものです。
- 親が一緒に声に出す。一緒に歌う。これは「やる」です
- 「言ってごらん」と子どもに言わせる。言い直させる。これは「やらせる」です
英語での語りかけ(親が英語で子どもに話しかけること)も、同じです。語りかけでも何でも、親が一緒に「やる」ものならかまいません。子どもに「やらせる」ものは、やめておきます。
多くの研究をまとめた分析でも、大人と一緒に画面を見ている子どもは、言葉の力が高い傾向がありました。(※2)
成果は、すぐに出なくて当たり前です
続けるうえでいちばん大事なのは、「成果は、すぐに出なくて当たり前」と思っておくことです。
相手は、生まれてまだ10年もたっていない子どもです。何かを与えて、すぐに成果を求めるほうに無理があります。
英語は、大量に聞くことと、毎日まねて声に出すことで、少しずつ身についていきます。数か月や1年ほどでは、成果を求めないでください。
我が家の下の2人は、0歳から毎日英語に触れていました。それでも、3歳のときに言えたのは、簡単な決まり文句と単語くらいでした。その2人が、小学1年生で英検3級、6年生で2級に合格しています。
見るのは、何ができるようになったかではありません。子どもが楽しんで見ているかどうかです。
「楽しんで見ているなら、まあいいか」。そのくらいの気持ちで取り組むご家庭が、いちばんうまくいくと考えています。
Learning Arts ENGLISH の場合
Learning Arts ENGLISH は、穏やかな歌と動画から始まります。最初の一歩として、そのまま流していただけます。
言葉は、英語圏の子どもが覚える順番に合わせて選んでいます。YouTubeのように、選んでいない動画に飛んでしまうこともありません。
幼児期に英語を浴びて、繰り返し声に出す。ブリッジ英語メソッドという考え方で作っています。ぜひ、お子さんと一緒に声に出してみてください。
Learning Arts ENGLISH は、エピソード3まで無料で試せます。クレジットカードの登録は要りません。
まとめ
- 最初にやるのは、英語の穏やかな動画と歌を流すこと。子どもの好きなものから
- そろえるものは、ほとんどない。配信サービスか、市販の安いDVDで足りる
- DVDを買うなら、海外で売られている英語圏の子ども向けのものを
- いちばん多い失敗は、最初に張り切りすぎること。ゆるく、ながく
- 「やらせる」のではなく、一緒に「やる」。親も声に出す
- 成果は、数か月や1年では求めない。楽しんで見ているなら、それでいい
出典
- ※1 WHO (2019) "Guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age" 発表
- ※2 Madigan, McArthur, Anhorn, Eirich & Christakis (2020) "Associations Between Screen Use and Child Language Skills: A Systematic Review and Meta-analysis" 論文
※ 記載の学習成果は個人のものであり、同等の結果を保証するものではありません。